日本橋動物病院だより

日本橋動物病院だより

2021年のたより

大きな決断でした。- 犬の肝臓がん –

暑い日が続いています。東京オリンピックも後半に差し掛かるところですね。選手の皆さんには、暑さ以外のところでは快適に過ごしていただきたいものです。

今回は、15歳の高齢犬の手術をしました。病名は肝細胞がん。健康診断で発見された肝臓の腫瘍を詳しく調べてみますと、それは放置すると命を脅かすものだとわかりました。手術をするか、しないかの中で、色々な迷いがあったと思いますが、ご家族は手術をすることを決断されました。

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本のインタビューがありました。 – 猫の扁平上皮癌 –

猫の飼い主さんの中に、本を書かれている方がありまして、今度出版される本に僕との対談のページを入れてくださるそうです。そのインタビューが、ありました。

2時間ほどお時間を用意して欲しいとのことでしたので、休診日の日に設定をしました。お約束した時間に、猫の飼い主さんだった著者の方、編集者の担当の方とカメラマンさんの3人でいらっしゃいました。

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お父さんの涙 -犬の血管肉腫-

小型犬のお話です。およそ1年前からの話です。

健康診断で軽い貧血が見つかり、精密検査を行いますと脾臓に腫瘍があることがわかりました。

お父さんと相談をして、手術で腫瘍を脾臓ごと取ることになりました。

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お腹の中に入っていたもの。【犬の胃切開】

例年ですと、桜が満開の時期ですが、今年は見頃はとっくに終わり、ソメイヨシノは鮮やかな緑色に向かっています。入学式の頃の桜は、最近では卒業式に頃の桜へと変わってしまったという印象です。

今回は、もともとは違う目的で手術をする予定でしたが、急遽胃切開を追加で行なったワンちゃんのお話です。

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しばらくは歩けないかと思っていました – 犬の橈尺骨骨折の手術と費用のお話 –

久しぶりに1日中冷たい雨が降っていましたが、明日の予報は晴れ。次第に暖かくなって行きそうです。今年の桜は早いと言われていますから、緊急事態宣言が解除される頃には、あちらこちらで咲き始めますね。

今回来院されたのは、骨折をした体重が1.5kgほどの超小型犬です。お母さんがお出かけから帰宅されると、前足をあげて、キャンキャンと痛そうにしていたとのことでした。お母さんは、とてもやんちゃな子について、いつか怪我しそうな気がするんですよねって以前からお話をされていました。怪我がとうとう現実になってしまったことを残念でもあり、仕方がないという思いもありで、苦笑いをされていました。

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犬の糖尿病 – それぞれの向き合い方 –

風が春の温度になってきました。

雨が降っても、冷たい感じがしなくなりましたね。

それでも、まだ気温は下がる日もあると思いますが、春がそこまできていることがわかるようになってきて季節が変わるのを楽しみにしているところです。

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