日本橋動物病院だより

日本橋動物病院だより

犬の椎間板ヘルニア

秋ですね。
早速今年の栗をいただきました。
大きな甘い栗でした。
数日前に電話をいただきました。
お電話でのお話によりますと椎間板ヘルニアが疑わしい症状です。
飼い主さんは少しばかり遠くの方で、ご縁がありまして数回診察をさせていただいたことがありました。
近くの動物病院に行かれたようですが一度他の獣医師の話も聞きたいとのことで来院されました。
やはり椎間板ヘルニアです。
少しばかり薬を使いましたが反応が弱いのでMRIで詳しい検査をしました。
検査の結果、背骨の一部に大きな椎間板ヘルニアがあることがわかりました。
飼い主さんはお仕事の都合をつけて、遠距離の通院や検査を積極的にされました。
手術をするのがよいと考えましたので、詳しい検査の翌日に手術です。
椎間板ヘルニアの手術は背骨に小さな穴をあけて、そこから飛び出した椎間板ヘルニア物質と呼ばれる物を取り除きます。
耳かきのような道具を使います。
飼い主さんは手術のご心配も大きかったと思いますが、常に笑顔で「頑張れ、頑張れ!」と励まされていました。
まだ手術後間もないので、まだ歩くことはできませんが、いろいろとよい兆候が見えてきています。
今日のご面会の時、飼い主さんもワンコもとても喜んでいました。
また走り回れるようになるのもそう時間はかからないだろうと期待しています。
もうちょっとで退院ですよ。