日本橋動物病院だより

日本橋動物病院だより

3月7日の土曜日は、

桃の節句も終わり、少しずつ温かな風も吹くようになりました。
あとは花粉がなければ嬉しいのですが、ちょっと残念です。

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お知らせです。
3月7日の土曜日は園田が終日不在です。
代わりの獣医師が診療を担当させていただきます。
3月8日の日曜日は朝からおります。
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昨日は2件の同じ病気での入院がありました。
椎間板ヘルニアのワンコです。

1匹目もワンコは検査の結果早めの手術が必要です。
検査センターの空き状況から、本日3月6日にMRIの検査を行い、そのまま椎間板ヘルニアの治療のための手術を行う予定になっています。

発見されたときと比べまして足の感覚が弱くなっています。
こうなると、手術で回復する可能性が低くなります。

あまり知られていないことかも知れませんが、椎間板ヘルニアで命に係る変化が起こることがあります。
進行性脊髄軟化症というものです。
軟化という言葉はあまり日常で使われませんが、壊死(えし)と同じような意味です。

椎間板ヘルニアの原因になる力がかかった脊髄神経が全く働かなく病気で、これは腰から始まったものでも、だんだんと頭の方へ進みます。

そうなりますと、最終的には頭のすぐしたまで到達し、呼吸することができなくなります。椎間板ヘルニアになってからおおよそ3日くらいから7日くらいまでの間にだんだんと進行することがあります。

この進行性脊髄軟化症は多いことではありません。
多くの場合は命に係ることは少ないと考えられます。

今回も今の段階ではそのようあ重い状態になるのかならないのかはまだ判断できる状態ではありません。
まずはできるだけのことをすること。
MRI検査が早くても本日の午後にしかできないとのことで、午後に検査、そして夜に手術の予定になりました。

まずはMRIの検査。
手術の適応でありますように少しでもよい結果を期待しながら。