日本橋動物病院だより

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研修最終日-5-

すっかりと続きを書くのが遅くなってしまいました。

いつもまとまった時間が取れずにアップロードせずに保存、保存、と繰り返すうちに記事内容の推敲もしながら、最終的な更新が今日になってしまいました。

膝の前十字靱帯の手術は、自身の情報もかなり更新され、手技についても格段に進歩できたと思っています。そして次の内容は骨折のときに使うプレートと呼ばれる器具です。

骨折のときに使うプレートには本当に様々なものがありますが、現在はロッキングプレートと呼ばれる物が主流です。そのロッキングプレートにもいろいろな種類がありまして、今回はその中のひとつであるALPSと呼ばれるものを扱います。

実際に骨折をした犬の治療です。
レントゲン検査の結果を見ながら治療計画を立てます。僕のペアは若いアメリカ人の外科の専門医です。ラスベガスのこの研修に来る前にはカルフォルニアのサンディエゴというところで別の研修に参加したばかりだとのことでした。
はじめのワンちゃんはパートナーの担当でした。
治療方法も二人の意見が一致し、僕は助手をしました。

次は僕の番で、基本的に治療方法には僕の治療計画が採用されましたが、途中手術をやりやすくするための追加手技を提案したら、「まあ、やってみようか」と、興味をもって手伝ってくれました。 

いろいろな国の獣医師達と知り合うことができました。
特別に奥様が日本人でオーストラリアで獣医師をしているという先生もいました。
快くメールアドレスを交換でき、さらには奥様への連絡もできるようにしてくれたので、オーストラリアの事情を聞くこともできそうです。

次は来年の2月。
神経外科の新しいことをまた学ばなければなりません。