日本橋動物病院だより

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海外研修4日目 -最終日-

昨日の夜11時にホテルに入り、朝の5時30分には起床し、6時20分ごろにはチェックアウトしました。
1週間旅行用のスーツケースを持ったままワークショップ会場に行かなければなりません。
その前に、泊まっているホテルとは違うホテルで獣医師登録をしなければなりません。
その登録会場のホテルまでタクシーで向かおうかとロビーまで来ますと、カンファレンスに参加する人が乗れるバスが正面入り口に止まっていました。運転手さんに聞きますと、登録会場までいくのかを聞きますと、次はそこに行くとのこと。すぐに乗り込みました。
登録会場はとても広いホテルの中です。
案内を見ながら行ったのですが、海外からの参加者のための受付が見つかりません。
聞いてみると、近いから案内しますと申し出てくれたのが大学生くらいの男性。
「ワタシハ ニホンゴヲ ベンキョウ シテイマス」と言ってくれました。
上手ですねって言うと、少し照れたようす。
日本語を勉強している人がいると少し安心します。
興味を持ってくれている人がいるんですね。
海外からの参加者の受付を済ませ、やっとワークショップ会場です。
オクエンド センターというところです。
→オクエンド センターへのリンク
この会場のロビーで少し待つように言われ、コーヒーを飲んだりちょっとしたお菓子をいただきました。
ちょっと思ったのですが、今回のアメリカ研修ではどこに行ってもいつもお菓子を食べる事ができたり、コーヒーを飲む事ができたりします。お菓子はチョコレートバーのようなものや、小袋のスナックだったり。嬉しい限りですが、体重管理が大切になりますね。
ほどなくして会場が2階ですよと案内があり、また重いスーツケースを持って階段をあがり一番前の席を陣取りました。
講義があり、デモンストレーションがあり、そして実践です。
はじめは作り物の骨を使って実習し、その後は実際の犬での手術です。
膝を悪くした犬の手術を行いました。
講師のブラウン先生は親日の方のようで、日本語で書かれた名刺をいただきました。
TPLOという手術では有名な方のようです。
僕はこのワークショップが終わる4時30分になったらできるだけすぐに空港に向かわなければならないために、昼休みに受付の方に時間になったらタクシーを呼んでおいて欲しいとお願いをし、午後のワークショップに望みました。
参加者の一人にどこから来たの?と聞かれ、日本ですと言うと、また遠いところから来ましたね。僕は3時間車を運転してロサンゼルスから来ましたよ。なんて言われ、他の参加者も私はハワイからとか。ここでも日本人は僕一人でした。
ディレクターのブラウン先生に、終了間近にあと1時間ほどしか時間がない事を伝えますと、僕の順番を早くしてくれました。
順番とは、手術をした犬の足のレントゲン写真を撮り、それを評価する検討会の順番です。
検討会では彼の飛行機の時間が迫っているから順番を早めますとみなさんに伝えてくださいまして、早速コメントをいただきました。
もちろん課題もありますが、仕上がりによい評価をいただきました。
終了予定時間の4時30分を過ぎても終わる気配がなく、僕に取ってギリギリの時間である4時40分になってもまだ半分の方の検討会が続いています。
ブラウン先生に、申し訳ないですと挨拶をして退出しました。
受付ではタクシーが来てますよと声をかけていただき、すぐに飛び乗って空港まで行ってもらいました。どこの航空会社?国内線?国際線?などと聞かれ、まずは国内線ターミナルまで連れて行っていただきました。
昨日の夜に来たばかりのスロットマシンが並ぶラスベガスの空港です。
そこからまずはロサンゼルスに向かいます。
ロサンゼルスでしばし時間があり、ちょっと食事をしたり、チョコレートを買ってみたり
して長いような短いような研修が終わりました。
帰りは羽田に到着。
やっぱり便利ですね。
羽田から日本橋はバスで30分以内。
本当に手応えのある研修でした。