日本橋動物病院だより

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海外研修3.5日目 -移動-

アイオワ大学での研修が終わるとすぐにネバダ州ラスベガスに向かわなければなりません。
ほとんどの皆さんはその日はアイオワに残り、観光や休養をされてから帰路につかれるようでした。
カール先生にホテルまで送っていただき、朝のチェックアウトの時にフロントに預けておいたスーツケースを受け取り、ロビーで空港までのシャトルバスを待ちました。
疲労がありましたので、シャトルバスの中では空港までのおよそ1時間寝る予定でした。
しかし、シャトルバスに乗るのは僕一人のようですし、シャトルバスと言っても、4-5人乗りのワゴンです。さらには運転手さんがずっと話しかけてこられます。
結局一睡もできませんでした。
バスの中では、いろいろな話をしました。
アイオワは初めてなの?とか、トウモロコシと大豆がよく採れるんだよ。とか、昔は牛がよく飼われていたけど、今は豚が多いんだよ。とか。
僕がアイオワ州立大学の獣医学部でワークショップに参加したとの話をすると、親戚に医師がいて、と、言っても病院勤務ではなく研究職でアイオワ州立大学で動物の研究をしていたから獣医学部にもいたことがあるとか。
8年前に腎臓移植をして今はバスの運転手をしているけど、前の仕事をリタイヤしたのだとか。
街の紹介をしてくださるときには、前の市長は大学の学長さんだった人で、かなり長い間市長をやったのだとか、次の大統領は支持はしていなけど、オバマさんだろうとか。
あそこのゴルフコースは仕事を定年退職した人たちが多くプレイしているとか、この墓地は広いんだよとか。
最後には楽しく会話できてよかったよ。
と言って空港でお別れしました。
飛行機の中で寝ることにしました。
この日はまずデモインという空港からシカゴへ向い、シカゴからラスベガス空港に向かいます。
デモインからシカゴまでは行きと同じ小さな飛行機です。
シカゴの空港も数日ぶりです。
マクドナルドとスターバックスが目立つフロアで待つ事にしました。
そして飛行時間は4時間と少し。
アメリカの国内線なのに、シカゴとラスベガスでは時差が2時間です。
ラスベガスの空港で驚いたことは到着ロビーにもスロットマシンがあるんですね。
スーツケースを受け取り、タクシー乗り場に着いたのは夜中の11時近くです。
それでもタクシーを待つ人たちがこれこそ長蛇の列を作っています。
吐く息が白くなるほど寒い中、順番を待ちました。
泊まるホテルを告げていわゆるイエローキャブに乗りまして、ほどなくホテルに到着。
小さなカジノがあるホテルでした。
受付を済ませ、すぐに就寝です。
また明日も5時30分に起きなければなりません。
そして一日中今度は膝の関節の手術を行います。
そして明日中に帰国です。