日本橋動物病院だより

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即応予備自衛官

今日は水天宮の豆まきの日、と言うよりは節分。
晴れてよかったですね。
去年の豆まきは雪が降りましたから。
突然の何だか堅いタイトル。
土曜日のテレビで知ったのですが、このような制度があるのだそうです。
自衛隊でのお仕事の経験をお持ちで、さらに何らかの理由で退職された方に志願資格があるというようなお話でした。
その番組では、元学校の先生→元自衛官→現在は専業主婦と変わった経歴をお持ちの即応予備自衛官の女性がでていらして、年間数回の訓練に参加されるのだそうです。
家庭で家事や子育てをされる中、あるときには迷彩服を着て、武器を持たれるという内容でした。
このお仕事の場合は、お呼びがかかれば即応する必要もあるようです。
経験者ですから教育訓練費が新人教育よりもかからず、かつ人件費も節約でき、そして、フルタイムの常勤が困難な方にも門戸を開くという、労使ともにいろいろとメリットのある制度のようにみえました。
確かに、新人教育ということではどこの職場もいろいろと考えて、そして悩むところなのだと思います。
ずっと慣れた経験者にお願いできれば理想的です。
当院には、即応予備動物看護士と言うわけではありませんが、非常時には即戦力となってくれる動物看護士がいます。(きっと。)
それでも、新人教育は別に行わなければなりません。
動物看護士はマニュアル書を読んでできる機器の操作だけではどうにもなりません。
また、知識や技術だけでも充分ではありません。
心と心のふれ合いを必要とする場ですので、気持ちや素養が最も大切です。
しかしながら、これらは教育や訓練ではどうにもならないと思っています。
そもそもの人となりというもは、これまでのその人の歴史であり、その人そのものです。
変えることができないものだと考えます。
そこに大きな問題があれば、教育や訓練をしても前に進むことができません。
逆に、人となり、どうぶつ達や飼い主様、そして周りの人々に対する優しい気持ちがあり、素養があると思えば、まずはそれを引き出すことから始めなければなりません。
もともとは優しいのに、慣れずにその優しさを表現ができない人もいますので。
即応予備動物看護士。
自衛官と同様に、結婚などで常勤はできないけれども、非常勤であれば職場復帰したいという方も多くいらっしゃるでしょうね。
同様に、女性の獣医師にも。
僕は、しばらく前にはこの仕事を高齢になるまで長く続けられるのだろうかと気になることもありましたが、自分にできることをしっかりとやれれば、動物病院の中での居場所は狭くなることはあっても、無くはならないだろうと思っています。
今は命尽きるまで現役獣医師でいたいというのが願いです。
この仕事以上に多くの方々と、気持ちと気持ちのお付き合いができる仕事は他にはないと思っています。