日本橋動物病院だより

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オモチャを飲み込んじゃった

日本橋動物病院のブログです。
スッキリと晴れましたね
朝のうちは雨が降るとの予報でしたが、結構早くからきれいな青空が広がっていました。
お散歩日和でしたね。
この1カ月の間に「オモチャ」と飲み込んじゃった子で、両極端の治療を行ったことがありました。
ワンちゃんとネコちゃんです。
ワンちゃんは、ゴムボールの欠片を飲み込んでしまい、吐き気が続いていました。
何度も吐きながら、その欠片は出てきません。
レントゲン撮影を行うと、胃の中に写っていました。
物がゴムですし、自然な嘔吐では出てはきませんが、吐かせる処置をすることは危ないことではないと判断し、まずは吐いて出すことを考えました。
ちゃんと吐き出してくれましたよ。
麻酔も何も必要ありませんでした。
午前中に来院され、お昼頃には帰ることができました。
次ぎはネコちゃん。
元気がなく、食欲が減ってきて、少しながら食べますが、吐いてしまいます。
飼い主さんも心当たりがなさそうです。
X線検査で、胃と腸にそれぞれあやしい物がありました。
胃にあったものは小さなオモチャ。
これはネコちゃん自ら自然に吐き出してくれました。
それでも腸の中に残っている何かが影響して、食欲が戻りません。
開腹手術をして取り出すことにしました。
小腸に詰まった小さなオモチャが見つかりました。
かなり短い時間で解決しましたが、それでも手術が必要でした。
入院の後で無事に退院し、モリモリ食べて先日行った抜糸の時には体重がしっかりと増えていましたよ。
このように、異物を飲み込んでしまった場合の治療は様々です。
①吐き出すことができる安全な形や素材であれば、まず吐かせることを考えます。
②吐かせることが困難な形や素材、例えば、針を飲み込んでいるときや、大きなボールを飲み込んでいる場合は、吐かせる処置は逆に危険です。
はじめから吐かせることは考えません。
針や小さな物なら内視鏡を使います。
これまでも、内視鏡で取り除けたものは多数あります。
③吐かせることができず、内視鏡も使えない、そんな場合は手術です。
胃腸から異物を取り出す手術は比較的簡単な手術です。
それでもお腹を開く必要がありますから、数日の入院が必要です。
しかし、いずれの場合も、異物が取り除けたら、どうぶつ達は急速に元気を取り戻し、よく食事をしてくれるようになります。
ゴムボールの欠片の飲んでしまったワンちゃんの飼い主さんも、最悪は手術を覚悟していらっしゃいましたが、麻酔も入院もなく2-3時間で帰ることができまた。
安心していただけたと思います。
手術が必要だったネコちゃんの場合は、X線検査で異物が見えましたが、手術で取って実際に見ていただくまで心配されていました。
手術後は手術前とは違って、モリモリ食べるようになり、一切吐き気を見せず、元気になりました。
異物の誤飲は人が注意してもなかなか全てを予防することはできません。
後は、何かの異変に気付いてあげられるかが、回復までの時間を短くできるかどうかです。
しっかりと画像診断をし、原因が確定したら、一気に解決に向けて治療するのみです。
どこがと言う訳ではないけれども、何かがおかしいという飼い主様の見方は結果として正しいことがほとんどです。
お気軽にご相談くださいね。