日本橋動物病院だより

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椎間板ヘルニアの手術

天気がよい週末になりました。
外に出るととても過ごしやすい風が吹いていました。
なかなか室内では感じることが少ない季節感です。
そのような中、昨日は2件の手術でした。
1件は椎間板ヘルニアの手術。
そして、もう1件は体の表面にある腫瘍を取る手術と歯石除去などの口腔処置。
椎間板ヘルニアの手術をしたワンちゃんは、2日ほど前にはじめて来院されました。
初診でしたが、かなりいろいろとこれまでの様子をおしえていただき、とてもお困りの様子が痛いほどわかりました。
うちに来られるまでにいろいろなことがおありのようでした。
後ろ足を動かすことができない重い症状が長く続き、その間薬を使った治療を行って来られた様子。
これから針治療を行おうかとお考えでしたが、その前に一度セカンドオピニオンをということで来られました。お友達の紹介です。
椎間板ヘルニアは明らかでしたから、何をするにも、まずは原因を解決してからが良いのではないかとお勧めをしました。
そこで、初診の翌日にMRI検査を行い、そしてその翌日である昨日、椎間板ヘルニアの手術を行いました。
片側椎弓切除術という長い名前の手術です。
胸や腰に起こる椎間板ヘルニアの手術というとコレというような代表的な手術です。
椎間板ヘルニアを起こしている背骨に穴を開けて窓を作ります。
その窓から脊髄神経にあたっている椎間板物質を取り除きます。
最近数件ですが、セカンドオピニオンとして当院に来院くださる方に、もっと早くに知っておけば良かったと言っていただきました。
うちで特別な技術が提供できるわけではないと思いますが、何かしらの相性というものなのかも知れません。
このワンちゃんの飼い主さんからもそのように言っていただきました。
しかしながら、この病気の場合は、手術をしてからが本番だと思います。
神経の働きがしっかりと回復してくれるのか。
終わってしばらく時間をみなければわかりません。
飼い主さんに本当に満足いただけるかはこれから次第だと思っています。
手術はうまくいったと思います。
まだ後ろ足は使えませんが、それ以外は元気です。
もう少し続く入院中に、どうにか光が見えることを期待しています。
お母さんが特に心配され、お力を落としていらっしゃったのが気になります。
みんなの笑顔などというとわざとらしいのですが、今は心からそう思います。