日本橋動物病院だより

日本橋動物病院だより

サクラサク

そろそろ桜の葉が見えてきましたね。皆様お花見をされましたか?
久しぶりのブログの更新です。
信条としまして、「忙しい」という言葉は使いたくないと思っています。
言い訳が好きではなく、もしも使わなければならない時には、それを超える建設的な言葉を添えることを美徳と考えています。
なかなか実行されずに、このように書いていて恥ずかしいことも多々ありますが。
しかしながら、この1カ月ほどは全力で走り続けている感覚があります。
なかなか獣医師一人、看護士二人では体力的に難しい思いをしていました。
そこで、春と言いますと、新しいスタッフです。
新たに看護士2名、獣医師1名が加わりました。
これで看護士4名、獣医師2名になります。
できるだけ早く、当院ホームページ上でご紹介いたしますね。
今回の求人にはかなり多くの募集を頂き、いろいろな方を面接させていただきました。
2名の枠がありましたが、倍率はかなり高いものになりました。
前に一緒に仕事をしてた動物看護士の結婚式が4月3日にありました。
桜が満開の日です。
6年前から3年前まで一緒に仕事をしていました。
まわりの看護士からは、当時僕が一番厳しく指導していた看護士だったと言われていました。
彼女に対しては本当に厳しかったと思います。
とてもよくできる看護士でしたので、もっともっと上をとお互い努力していった過程でのことです。
よく看護士に話します。
院内で僕たちが大変な思いをしている分だけ、飼主様やどうぶつ達に優しくよい仕事ができるのだと。
中で僕たちが楽をすれば、それだけよいものをご提供できていないのかも知れないよ。
当然ながら、当院の看護士も、そして新たに参加してくれる獣医師も、手を抜こうとか、楽をしようなどという方々は、そもそも採用には至りません。
喜んで献身的に尽くせる者の中からの選抜メンバーだけです。
結婚式を迎えた看護士は、僕の「あのときは厳しかったね」と言うスピーチに涙していました。
僕も思わず眼の奥が熱くなりました。
一緒に働いていたのは3年前まで。
とても厳しかった僕に、主賓の挨拶をさせてくれました。
懸命に飼い主様とご家族であるどうぶつ達と向き合っていく、熱い熱い想いを、一緒に共感できる看護士であり、獣医師でありたいと思っています。
ある飼い主様がおっしゃいました。
日本橋動物病院で長く勤めた人たちは、どこででもやっていけるでしょうね。
(そこでも働くことができるでしょうね。)
それは間違いがないと思います。
開院以来、すっと一緒に仕事をしている看護士がいます。
今年でまる3年が過ぎて、4年目に入ります。
彼女が体験してきたどの職場よりも過酷だろうと思います。
しかしながら、彼女の職歴では当院が最長期間の職場になっています。
この看護士なしではここまでこれなかったのは事実です。
これほどそれぞれの飼主様と密接に関われる仕事を知りません。
喜びも、そして苦しい時も、どうぶつとの暮らしにはいろいろなことがあります。
共感し、必要な時にそっとお手伝いさせていただける。
その想いにこちらも全力で向き合う。
とても嬉しいことです。
新しい看護士も、獣医師も、僕や先輩看護士とともにこれから多くの苦労も喜びも共有できればと思っています。
今日は雨。
そろそろ桜の花びらが舞うようになりますね。
久しぶりにブログ更新ができました。
毎日更新を目標にします。
今日はちょっとゆっくりとしています。