日本橋動物病院だより

日本橋動物病院だより

日帰りの旅(の予定)

予定が予定どおりに実行できるかは直前までわからないのが動物病院らしいのですが、一応、17日(水)には日帰りで盛岡へ行く予定があります。
しかし、直前に離れられないお子さんが入院となることもありますので、予定はあくまで予定です。
この日は大学へ行きます。
(正確には、行く予定です。)
出身大学の出身研究室の先生が退官されると言うことで、午後3時から最終講義があります。
この講義を受けに行きます。
僕は (現) 国立大学法人 岩手大学 獣医学課程 獣医病理学研究室というところの出身です。
獣医師になるためには6年間大学へ通います。
その後に国家試験を受けて獣医師となります。
この6年間の大学生活のうちの後の2年以上を研究室で過ごします。
これは、うちの大学の話ですので、他大学や私学の場合は研究室に在籍する年数が異なるかも知れません。
研究室ですと、朝から夜までのほとんどの時間をそこで過ごすことになります。
うちの研究室はきまりがありまして、朝の8時30分入室→掃除などをして→午前9時にお茶会というものがありました。茶室でお点前を・・というものではなく、普通にお茶を飲みながら、いろいろな話をしたりするものです。
特別にミーティングというものでもなく、どちらかと言えば団らんですね。
これが夕方の5時からもあります。
お茶会に参加するのは、獣医病理学研究室のメンバー全員ですので、教授、准教授、など先生方と、研究室に在籍する5-6年生、そして大学院生や留学生です。
大学生活と言えば、大学に行ったか行かなかったかという日もありそうなものですが、うちの研究室に限ってはそれはできませんでした。
朝と夕方にお茶会がありますから。
これが堅苦しいものではなく、本当に気楽な団らんですので、参加するのがイヤだと思ったことはありませんし、むしろ楽しい思い出ばかりです。
僕は特別に教授にお世話になりました。
卒業論文の担当教官も、同学年の病理学研究室の中では僕だけが教授でした。
僕の卒業論文をオーストラリアの学会で発表することになり、教授と参加したこともありました。
学生時代ははるか昔のことになりましたが、今でも新鮮に思い出します。
ちょうど寒い冬の盛岡。
最も盛岡らしい季節かも知れません。
熊本で仕事をしている学生時代の親友と当日は東京駅で待ち合わせしています。
楽しみですが、急患がないだろうか、直前に体調を悪くする子はないだろうか、心配は尽きません。
予定が実行されましたら、後日またブログにアップしますね。
(日本橋動物病院)